すぐ分かる!WEB面接で使えるオンライン会議ツールとは【3製品比較】
- 2022.02.08
- 採用
WEB面接を導入すると、居住地、所在地を気にせず面接を実施することができ、時間効率が良くなること、また交通費の負担が軽減できる点は、企業にとっても求職者にとっても大きな利点となりWEB面接を取り入れる採用担当者は増えてきています。
今の採用市場では、優秀な人材を獲得するためにWEB面接を上手く活用し、選考スピードをコントロールしていくことが鍵となっていると言えるほどです。
そこで今回は、これからWEB面接の導入を検討されている方の最初の課題となる、「どのオンライン会議ツールを使用すべきか?」という点について解説していきます。この記事ではWEB面接で定番のオンライン会議ツール、Zoom、Teams、Google Meetの3つを比較してみました。
WEB面接の定番、Zoom、Teams、Google Meet
WEB面接で使える定番のオンライン会議ツールといえば、大手のZoom、マイクロソフトのTeams、そしてグーグルが提供するGoogle Meetです。まずはそれぞれの概要と、メリットデメリットを確認していきましょう。
Zoomのメリットデメリット
Zoomは世界トップのシェアを持つオンライン会議ツールであり、日本ではコロナ禍をきっかけにユーザーが急増しました。ちなみに海外最大級のクラウドツール比較サイトであるG2にて、オンライン会議ツール部門でリーダーに選出されています。
>>G2_Zoom
出典:G2「Compare Video Conferencing Software(オンライン会議ツール比較)」
そんなZoomのメリットは使い慣れた人が多く、ごく簡単な手順でWEB面接を始められることです。面接相手にサービス登録を求めることはなく、会議URLと会議ID、パスワードを伝達するだけで良いため求職者はアカウント有無に関わらず利用することができます。
一方のデメリットは、他のコミュニケーションツールとの連携が難しい点です。Zoomはオンライン会議ツールとして単独で提供されているサービスなので、TeamsやGoogle Meetのような幅広いツール連携を持ちあわせていません。WEB面接導入を機に、社内のコミュニケーション環境も見直したい場合は慎重に検討することが大切です。
Teamsのメリットデメリット
Teamsはマイクロソフトが提供しているオンライン会議ツールであり、総合コミュニケーションツールでもあります。Microsoft 365というコミュニケーションツールにバンドルされているため、Teamsを使用することは総合的なコミュニケーション環境を整えるのと同義と考えてください。
したがって、TeamsのメリットはWEB面接を導入するのと同時に社内のコミュニケーション環境も見直せる点です。Teams単体で導入することもできますが、Microsoft 365最安プランとの価格差はわずか110円です(Teams単体430円、Microsoft 365最安プラン540円)。Microsoft 365最安プランならユーザー1人あたり1TBのストレージやビジネスメールなどのツールも付属するので、110円以上の価値があると言えます。
一方、Teamsのデメリットは多くのツールをバンドルしていることから、他のオンライン会議ツールに比べてレスポンス(反応速度)が少し遅いことです。WordやExcelなど、マイクロソフト製品はたくさんの機能を搭載する傾向にあるため、必然的にレスポンスが遅くなります。
Google Meetのメリットデメリット
Google Meetはグーグルが提供するオンライン会議ツールであり、総合コミュニケーションツールのGoogle Workspaceで提供されているツールでもあります。Teamsと同じようにさまざまなコミュニケーションツールがバンドルされているため、社内のコミュニケーション環境を同時に整えられます。
グーグルは多数の無料サービスを提供しており、ユーザーも多いためGoogle Meetの操作に迷うことが少ない、というのが大きなメリットです。トラブルが無ければそれだけスムーズにWEB面接が進むため、効率よく採用活動を行えます。
ただし、Google Workspaceを契約して導入する場合、最低でも680円の月額料金(1ユーザーあたり)がかかるので、他のオンライン会議ツールに比べて費用が割高になるでしょう。もちろん料金に見合うツールがバンドルされているので、コスパが悪いわけではありません。
WEB面接に最適なオンライン会議ツールとは?
「WEB面接を導入するだけ」という状況を考えれば、おすすめはやはりZoomです。日本だけでなく世界中のユーザーが使い慣れたオンライン会議ツールなので、WEB面接を行うにあたりスムーズに物事を運べるため、採用担当者と求職者の双方にとってストレスがありません。
しかし大切なのは、WEB面接だけでなく全体的なコミュニケーション環境を考慮してオンライン会議ツールを選ぶことです。WEB面接のためにZoomを導入し、それから数ヶ月してTeamsやGoogle Workspaceのようなツールも必要だと感じたとなれば、初めからTeamsやGoogle Workspaceを導入しておく方が無駄なコストや労力を省けます。
したがって、WEB面接導入を機に社内に新しいコミュニケーション環境が必要かどうか?Zoomでもその点をカバーできるか?なども考慮しながら、導入すべきオンライン会議ツールを選びましょう。
まとめ
Zoom、Teams、Google Meetはいずれも外部ユーザーを招いての通信が可能オンライン会議ツールなので、WEB面接で困ることはありません。3製品とも素晴らしいツールであることには変わりないので、WEB面接だけでなく社内環境にもしっかりと目を向けながら導入すべきオンライン会議ツールを検討しましょう。
-
前の記事
【2022年10月】社会保険の適用拡大!おさえておきたい法改正の概要 2022.02.01
-
次の記事
【人事・面接官向け】web面接を苦手で終わらせない!ポイントを理解することから始めよう 2022.02.15