【転職活動Q&A】一度不採用になった企業へ再応募はできる?
- 公開日:2023/03/28 更新日:2025/02/27

転職活動をしている中で、以前応募したことがある企業へ再チャレンジしてみたいと、再応募を考える方もいるのではないでしょうか。そもそも過去に不採用になった会社への再応募は可能なのか、再応募したいと思ったときはどうしたら良いのか、そんな疑問をエグゼクティブコンサルタント・斎藤に聞いてみました。

▼今回答えてくれた人
エグゼクティブコンサルタント・斎藤
転職エージェント/人材紹介事業のコンサルタント歴20年以上。
医薬品・バイオ系企業を中心にヘルスケア・ライフサイエンス領域に特化し転職サポートを行っています。研究開発・臨床開発・薬事・生産技術等の技術職から営業・企画・マーケティング職種まで、キャリアUP転職を多数実現。バイオベンチャーなどスタートアップ企業に強く、事業開発、ライセンスなどのポジションサーチも手掛けています。
保有資格:(社)日本人材紹介事業協会認定:人材紹介コンサルタント資格
Q:RD REALIZEとは別のエージェントから以前応募したことのある企業。エージェントを変えれば再応募はできるのでしょうか?
弊社が特化している食品や化粧品、医薬品やバイオなどのヘルスケア・ライフサイエンス業界においての見解ですが、エージェントの変更の有無に関わらず、基本的には直近での再応募は難しいケースが多いです。直近とはどのくらいの期間かという点ですが、1~2年以内での再応募は難しいケースが多く、これは業界や職種での差異はないという印象です。
ただ、この“1~2年”という点もかなり期間の幅があるように、絶対的な定義があるわけではなく、どのタイミングであれば再応募が可能なのか、はたまた不可なのかは、企業によって対応が異なります。
直近1~2年以内に不採用となった企業への再応募は難しいかもしれませんが、一度ご自身の担当のコンサルタントに相談することをおすすめします。
Q:直近1~2年以内での再応募が難しいといわれる理由はなんですか?
一番の理由は、前回応募をしてからさほど期間が経っていない中で、課題とされた経験やスキルが十分に蓄積されているか、経験値が明確に上がっているか、という点を評価するのが難しいということがあげられます。
そのため企業によっては「○年以内の再応募は不可」と明確に決められているケースもあります。もちろん全ての企業が期間を設けているわけではありませんが、転職活動の知識・情報として把握しておくと良いと思います。
Q:再応募から再選考が可能となるケースはどんなときですか?
ある程度年数が経ってからの再応募は、選考に進めるケースも多くあります。例えば第二新卒の頃に応募して、それから7,8年が経った、などといった場合には、選考に進めるチャンスも大いにあるでしょう。
また、同じ会社でも前回応募した際とは異なるポジションへ応募する場合には、再応募を受け付けてくれるケースがあります。ポジションが変わり、選考基準が異なる場合には再応募が可能となることもあります。
Q:難しいと分かっていても再応募にチャレンジしたい場合はどうしたら良いでしょうか?
繰り返しになりますが、まずはご自身の担当のコンサルタントへ相談をすることをおすすめします再応募については一定のルールが定められているわけではありません。あくまでも企業や募集ポジションの状況によって再応募の可否は都度変わることが多いものです。そのため、まずは担当コンサルタントへ相談をし、再応募の可否を確認してもらうと良いと思います。
また、そのためにも、応募した企業をきちんと把握しておくことは大事なポイントになります。複数のエージェントや自己応募などでたくさんの企業に応募をして、どの企業に応募をしたのか分からないということがないように、注意をしておく必要があります。
企業へ応募をする際、「以前不採用になったが再度選考の機会が欲しい」という旨を事前に伝える場合と、再応募であることを伝えずに応募し、企業側から「以前も応募されていますよ」と言われてしまうのとでは、状況は天と地ほど違います。やはり後出しじゃんけんでは得られるチャンスを逃してしまうこともあります。
ですので、過去にどの企業に応募したことがあるかを担当のコンサルタントに共有できるよう、転職活動履歴をご自身でも把握しておくことが大切です。
私たちも皆さまの思いに少しでもお応えできるようサポートして参りますので、再応募をしてみたいと思ったときには、まずはぜひご相談ください。