面接での「印象」は経歴と同じくらい合否に大きく影響する
転職の選考では経歴と同じくらい面接での印象、社風とのマッチ度が重視されており、選考の受け答えだけでなく面接の場での印象は合否に大きく影響を与えます。多くの方は一般的な身だしなみとして「控えめで華美過ぎない清潔感のある身だしなみ」を意識するのではないでしょうか。ところが化粧品メーカーにおいては、不正解ではないけど最適解でもないのです。もちろん印象は悪くないですが、化粧品メーカーが重視しているポイントを抑えているかどうかが「好印象」への分かれ目!この記事で化粧品業界の特徴と好まれる人材傾向を知って、もう一歩先の面接対策をしておきましょう!
化粧品メーカーで好まれる人物の大前提は「ブランドイメージに合う人」
冒頭でも記載したように一般的な転職面接といえば、服装、メイク共に控えめで清潔感のある身だしなみが基本とされていますが、化粧品業界ではそれをベースとして、さらに別の要素がある方が好まれる傾向にあります。それは「ブランドイメージに合う人」です。漠然としているようですが、各化粧品メーカーのブランドイメージを理解し、自分なりに表現できているかどうかという点を見られるということです。例えば、面接を受ける会社がカラーメイク製品が主力の会社なら多少の華やかさを、オーガニック製品を扱いナチュラルなイメージをコンセプトにしている会社なら素肌感のあるナチュラルメイクが好印象です。とは言っても派手なブランドイメージの会社なら派手な印象で良いかというと、そうではありません!ご自身の魅力を引き出せていることが重要であり、また服装やメイクの華やかさがどこまで求められるのかは、外資なのか国内企業なのかによっても異なるため事前に調べておきましょう。化粧品メーカーの面接対策では、受ける職種に関わらず、会社のブランドコンセプトやイメージ、ターゲット層を理解することが合格への第一歩です。
男性の身だしなみ
男性が化粧品メーカーの面接を受ける場合はどういった身だしなみで印象付ければいいのか迷うかもしれません。その場合は、ブランドのイメージモデルとなる女性像の隣にいて不自然でない男性像をイメージすると良いです。清潔感があり、あくまで面接の場にふさわしい範囲で髪型、眉、服装を整えると良いでしょう。また最近では男性向けのメンズコスメを展開してる会社や、コスメ=女性向けだけではないといった考えも広まりつつあります。女性同様、会社のブランドイメージやターゲット層を理解した上で、面接の場にふさわしい範囲で肌や眉をメイクで整えるのもありです。
RDサポートからみた化粧品業界の選考あるある
化粧品業界は他業界と比べて証明写真の重要度が高い傾向にあります。そのため書類選考の段階で証明写真が必須の場合も少なくありません。証明写真を撮る際は、「清潔感・表情」を意識して、近所にある証明写真機ではなく、スタジオで撮影してもらったもののほうがより見栄えのよいものが用意できるでしょう。最近では写真の修正も可能ですが、こちらは常識的な範囲内でのみ行うことが鉄則です!
RDサポートのコンサルタントの経験による感覚では、いわゆる業界人のような斜めから写した履歴書写真の人が受かりやすかったというケースも。(とはいえ過度な角度や不自然なポーズはNGです)こちらも先に挙げた「ブランドイメージ」に合っていることが前提となります。斜め写しの写真であれば確実に受けるわけではありませんが、「ブランドイメージ」と合致していればそういったアピールの手もあります。不安な方はイチかバチかにかけずに真正面で撮りましょう!
化粧品業界の選考で好印象=ブランドイメージに合う人
ここまでお読み頂き、もしも「顔が整っていないと受からないのでは」と不安に思っている方は、この先まで必ず読んでくださいね!何度も出てくる「ブランドイメージに合う」というのは顔のつくりという意味においてのかわいい、綺麗、格好いいという基準ではなく、いかにこの会社を受けるための準備をしてきているのか、この会社で働くにふさわしい自分を見せられているのかといった点が判断基準となるのです。化粧品の多くは、カラーメイク製品であれスキンケア製品であれ「自分の魅力を引き出す」ことが根底にあります。職種に関わらず、ご自身の魅力を引き出せるセンスは化粧品メーカーでは必要です。選考時の身だしなみがより重視される業界だからこそ上手くアピールして好印象を味方につけましょう!