内定までの期間は?転職活動を始めるのに適したタイミングとは

公開日:2021/06/09 更新日:2025/02/27
内定までの期間は?転職活動を始めるのに適したタイミングとは

転職活動を始めるにあたり、「内定まではどのくらいの期間がかかるのか?」「動き出すのは在職中、退職後のどちらが良いのか?」などの疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、転職活動を始めてから内定までの一般的なスケジュールと、転職活動を始めるタイミングについてご紹介いたします。

転職活動の開始から内定までのスケジュール

一般的に、転職活動を始めてから内定が出るまでにかかる期間は、平均2~3ヵ月と言われています。例えば、4月入社で転職をしたい場合には年明け1月頃には動き出すようなイメージです。内定後の退職交渉期間も合わせると、内定が出てから3~4ヵ月月後が転職先への入社時期になるケースが多いです。

転職活動が不本意に長期化することを避けるためにも、予めある程度の入社時期をイメージした上で進めていくと良いでしょう。また転職活動を在職中もしくは退職後のどちらのタイミングで始めるかによっても、転職活動のスピード感や進め方が変わってきます。

転職活動はなるべく在職中に始める

転職活動は、可能であれば在職中に始めることをおすすめします。すでに退職が確定している中で次の転職先が決まらずにいる状況は、どうしても不安や焦りが大きくなるものです。そういった気持ちを抱えて転職活動をすると、「早く転職先を見つけること」に意識が向きがちになり、本来の転職軸を見失ってしまう方も少なくありません。

転職を考え始めた際、現状を何か変えたいという思いから転職活動を始めたのではないでしょうか。そのような本来の目的や転職軸を見失わず、冷静に市場や求人を見極めることも重要です。また、転職活動を進める中で、希望していた業界や職種に加えて、新たな選択肢や可能性が見えてくることもあります。場合によっては、「今の仕事を続ける方が良いかもしれない」と感じることもあるでしょう。転職のタイミングを見合わせて一時的に活動を休止し、現職で働き続けることも十分に考えられます。そういった選択肢を持っておくことは心の余裕にもつながり、最適な決断を下すために有益になるでしょう。そのため、在職中の場合は、できる限り働きながら転職活動を行うことをおすすめします。

退職後に転職活動を始める場合はスピード感も大切

退職してから転職活動を始める方は、一定期間で集中的に活動ができるため、目安の2~3ヵ月よりも短い期間で転職先が決まるケースも珍しくありません。

気になる企業の選考にしっかりと時間を取って集中して活動ができ、また複数の選考を並行して受けやすいという点では、メリットに感じる方もいるでしょう。

しかし想定よりも離職期間が長引くと、焦りや不安が生じやすくなり、その結果「とにかく早く決めたい」という気持ちが強まり、慎重な判断ができなくなることも。

焦りに流されて妥協するのではなく、「入社後の働き方」をイメージしながら、じっくりと見極めましょう。

とはいえ、スピード感も重要な要素。迷ったときは、選択肢を広げる意味でも積極的に応募し、複数の可能性を持つことが大切です。離職期間は仕事の最前線から離れている期間でもありますので、安易に長引かせず、転職までの目標期日を持って、最適な選択ができるように転職活動を進めましょう。

また、面接では離職期間についての質問を受けることも多いため、その理由を明確に説明できるよう準備しておきましょう。

では実際に転職活動を始める際、どのようなスケジュール感で動いていくのか、具体的な進め方についてご説明していきます。

転職活動の具体的なスケジュールと進め方

1.職務経歴書・履歴書の準備~求人応募(開始~2週間ほど)

まず準備が必要になるのは、職務経歴書・履歴書の作成です。転職活動では、ほとんどの企業が書類選考を設けているため、求人へ応募すると同時に応募書類が必要になります。そのため、早い段階でご自身のキャリアを整理して書類の準備を進めておきましょう。応募する求人毎に内容を変えたい場合は、大枠のベースを作成して適宜一部分のみ変更を加えるだけで済むようにしておきましょう。

2.書類選考~面接(1.5~2ヵ月)

書類選考が通過したら、いよいよ面接に進みます。特に一次面接ではオンライン面接を導入している企業も多いため、比較的日程調整がスムーズにできる傾向にあります。
企業としても、気になる求職者とは早く会いたいという気持ちを持っているため、可能な限り早い日程で調整できるように進めましょう。転職エージェントを利用している場合には、あなたの代わりに担当コンサルタントが企業との間に入って日程を調整します。その際、ピンポイントな日程を提示するのではなく、なるべく複数の候補日を提示するようにしましょう。

3.内定~入社準備(1.5ヵ月)

内定が出た企業へ入社意思を伝えたら、在職中の方は速やかに現職への退職交渉に入ります。退職交渉が無事に完了すると、ようやく入社日が確定します。内定から入社まではおよそ1~2ヵ月が目安になり、それまでに引継ぎや、転職先への入社準備を進めます。退職日までに有給消化をされる方はこの期間にしっかり身体を休めてリフレッシュしておくことも大事です。

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転職活動を長期化させない

転職活動を成功させるためには、必要以上に長期化させないことが重要です。
実際に活動を始めると、書類の準備や企業リサーチ、面接の日程調整など、思った以上に時間や気力を要する場面が出てきます。
これらの準備を後回しにすると、スケジュールがずれ込み、選考のチャンスを逃してしまうことも。転職活動をスムーズに進めるためにも、計画的に動き、無駄な遅れを防ぐことを意識しましょう。

転職活動をスムーズに進めるためには、選考を並行して進めることが重要

気になる企業が複数ある場合、選考を受けて比較したくなるものですよね。企業ごとに選考のフローや回数は異なるものの、応募開始から最終選考の結果が出るまでの期間はおよそ1.5~2ヶ月です。複数企業の選考結果がなるべく同じタイミングで出るよう、気になる求人にはできるだけ同時に応募しておきましょう。

また選考が進む中で、企業から「他社の選考状況」について尋ねられることがあります。その際は、「〇次選考の結果待ち」など、現在の状況を適宜共有するとスムーズです。近年では、複数の企業の選考を受けることは一般的であり、企業側も想定内です。そのため、事前に他社選考のスケジュールを伝えておくことで、後々の選考日程の調整もスムーズに進められるでしょう。

転職エージェントに頼るのも一つの手

特に在職中の場合、就業時間の合間を縫って転職活動を進めるのは大変です。そんな中で転職活動を長期化させないためには転職エージェントに頼るのも一つの手です。

転職エージェントでは、転職活動の進め方から、書類選考や面接の対策など、アドバイスを基に進めることができます。また、転職エージェントを介することで、企業や選考の情報を得られることや、企業間との調整も任せられることもメリットになります。

納得のいく転職を実現するために

転職活動の進め方は人それぞれです。すぐに転職を考えている方もいれば、じっくり情報を収集しながら慎重に進めたい方もいるでしょう。
そのため、RD REALIZEではサポート期間を設けず、一人ひとりのペースに寄り添いながら、納得のいく転職が実現するまで伴走いたします。
転職エージェントごとにサービスの特色は異なるため、ご自身の活動スタイルや価値観に合ったエージェントを選ぶことが、納得のいく転職につながります。

RD REALIZE(RDリアライズ)は
ヘルスケア・ライフサイエンス分野の理系転職に特化した専門エージェントです。