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転勤か転職か?!流行りに流されない判断ポイントとは?!

公開日:2018/11/05 更新日:2018/12/24
転勤か転職か?!流行りに流されない判断ポイントとは?!

Q:突然の転勤辞令!正直行きたくない。最善の選択は?!

-転勤がなく、今の経験を活かせるようなところが希望ですが、年齢のこともあり転職に対しても不安があります。何が最善の選択なのか教えてください<40代・男性>-

大手食品メーカーで20年以上勤務をしており、先日「来月から●●支社」と突然の転勤辞令がありました。
仕事内容や就業環境を含め、会社には大きな不満はありません。むしろこのまま定年まで勤めるつもりでいたところに今回の転勤辞令を受けました。同じ会社とはいえ全く土地勘もない場所、新しい職場環境への不安が日々大きくなるばかりです。正直今回の辞令を通じて会社への不満も募り、転勤のない会社への転職を考えはじめました。

A:「転勤しないこと」の優先順位をしっかり確認しましょう

-今の時代転職も珍しくないし、むしろ普通なのであれば一層のこと転職してしまえは安易な考え!!流行りに流されずご自身の年代、キャリアで抑えておきたい判断ポイントを解説します-

大前提、「転勤」も「転職」も新しい環境になることは同じなので不安がない選択肢はありません。まずは冷静に一つずつ状況を整理していきましょう。

まず現在の勤め先について「転勤以外には不満がなく、定年まで勤めようと思っていた」と思えることはとても幸せなことです。その上で「転職」は基本的に現状の課題を解決する一つの方法ですので、「転勤」という課題を解決することが最重要事項なのであれば、転勤のない会社に転職するのも一つの選択です。

少し前であれば”会社の辞令は絶対で転職なんてもってのほか”そんな時代だったかもしれませんが、今は違います。キャリア・年収アップ、チャレンジしたい業界・職種へのキャリアチェンジなど各々の理由から20代の若手から50代のベテラン層まで転職は珍しいことではなくなってきました。

しかし、だからといって「転勤が嫌だから転職」と安易に考えてはいけません!20年以上のキャリアをお持ちの方が「今までの経験がそのまま活かせて、会社の雰囲気も労働環境も待遇も現状維持」かつ「転勤のない会社」への転職というのは、かなり厳しいのが現実です。

今回の判断ポイントはご自身にとって「転勤しないこと」がライフスタイル、ライフプランの優先順位としてどの位置にあるかということです。

例えば【何かの事情】で「転勤できない」場合は転職もやむを得ないと思います。一方「転勤したくない」という【気持ちの問題】なのであれば、”経験を活かして年収がUPする’’”上の役職にチャレンジできる確証がある”など、転職した方が良い強いメリットがある場合には転職に踏み切っても良いと思います。

中堅層の方の転職に関するリスクを整理すると、主に以下のようなことが挙げられます。

  • 求められる経験値が高くなり希望求人が見つからない、または、なかなか選考を通過しない
  • 同業界・同職種で即戦力として経験が最大限活かせる内容でないと、
    年収ダウンでのスタートとなる
  • 社風や商材が変わり、新しい環境でのキャッチアップが大変

上記を踏まえると、転勤も転職も新しい環境になることは同じ。少なからず何かしらの不安はあります。

そのため、転職を考えるきっかけになったもう一つの理由、「転勤辞令によって出てきた会社への不満」が上記のリスクを追ってでも我慢できないものか、はたまた今の会社で転勤をしたら叶えられない何かが転職することで叶えられるのかが判断のポイントになります。

その上で転職の決意をされた場合には、まずは求人サイトなどで希望に合う求人があるかを調べてみてください。「転勤なし」をキーワードに求人を調べ、その他の条件などをご希望と照らし合わせることで転職の市場感がつかめると思います。また、ハローワークの求人は地域密着型の傾向が強いので、都度のぞいてみるのも一つです。

社風については、求人票からイメージし、面接の場を通じて感じることが一番です。離職してしまうと少なからずリスクが高まりますので、一旦転勤の時期になってしまったとしても焦らずにゆっくり探されることをお勧めします。

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